仕事から戻った夫が、テーブルの上に置いた怪しい薬瓶。
中国語が記された、昭和初期の香り漂うレトロなラベル。
危険毒物を思わせる、赤地に黄色の文字。
中には、漆黒色のねっとりとした液体が。
あ、怪しすぎる。。。
「何コレ?」
訝しげに訊いてみると、
「会社の中国人スタッフに貰ってん。喉にいいらしい」
と夫。
どうやら、夫はこの薬の正体を確認せずに飲んだ様子。
(得体の知れない薬を人に勧められて飲むなんて、信じられない!)
まるで我が子が化粧水でも誤飲したかのような気持ちで、すかさずラベルの文字を解読。
表記によると、製造元は香港で、蜂蜜ベースの喉痛咳止めシロップとのこと。
防腐剤、人工着色料、保存料、アルコールを含まない、自然な漢方シロップということが判明し、ひと安心。
そうなると、自然派好きな私は逆に興味津々になってしまい、どんな薬草が入っているのかをまじまじと確認。
枇杷の葉、甘草、生姜、桔梗などが入っているようです。
香りは、リコリスキャンデーのような、甘い香り。
これをスプーンですっくって直接口に入れるのですが、試しに飲んでみると、昔小児科で処方された子供用咳止めシロップのような味で飲み易い!
しかも、かなり効きそう!
元々喉が弱めで、風邪をひくとすぐに声帯を痛めてしまう私。
散々「怪しい」と疑っていた癖に、今は中華系薬局で買い求める気満々です。
なんでも、会社の中国人スタッフ数人が愛飲されているようで、香港の歌手も御用達なのだとか。
名前は「蜜煉川貝枇杷膏」です!
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