今日も外は雨。
今年はエルニーニョの影響か降雨量が半端でなく、「バケツをひっくり返したような」とはこのようなことか、という降りっぷりです。
最近チビ太を学校へ送り届けた後にチビ子が昼寝をしてくれるので、束の間の自由時間は読書を満喫。
雨音を聞きながらストーブの傍でページをめくりつつ、いつの間にかうたた寝などしているのですが、これが気持ちいいのなんのって。。。
この時期、丁度晴れの日は畑を耕しているので、
「これぞ晴耕雨読な生活だ〜」
とほくそ笑んでいると、
「しとしと」という雨音が、いつしか「バラバラバラー!!」という激しい音に一変。
何事かと思い窓の外に目をやると、ウッドデッキに氷の粒が跳ねていました。
さて、上の写真の本についてなのですが、『坂の上の雲』は恐らく皆様もご存知なので置いておくとして、
本多静六の『私の財産告白』は是非お薦めしたい一冊です。
この本は、学者にして巨万の富を築き、その殆どを社会に還元された本多静六さんという方の所謂財テク本なのですが、これが泣けるのです。
「財テク本を読んで泣く三十路女」なんて、かなり気味悪がられそうなのですが、この一冊に込められたお金・人生・仕事哲学は、どれもが胸に染み渡ります。
「芋粥・ホルモン漬けで質素倹約生活」
「収入の1/4を天引きして貯蓄」
「好景気時に貯蓄をし(雪だるまの芯を作り)、不況時に思い切った投資を」
これらを実践するのはとても難しいのですが(毎日芋粥は特にツライ)、本多氏の名言は何度も読み返して自分の心に刻みたくなるものばかり。
明治から昭和という激動の時代を生きた先人の知恵と精神ー。
「歴史は繰り返す」とも言いますし、この本に綴られた歴史的背景から私達が学ぶべきことは多いと思います。
この本に巡り会えて、本当に良かった。。。
読み終えた後、「有り難うございます」と感謝の思いがこみ上げる一冊です。
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