2010年1月7日木曜日

チビ太の宝探し


「家の中にばかりいないで、外で遊んでらっしゃい!」(私)

「エ〜!寒いよ〜」(チビ太)

「子供は風の子!」(私)

「でも、お庭で何をして遊べばいいの?」(チビ太)

「探検ごっことか、何か面白そうなことを自分で考えてみたら?」(私)

幼い頃、母に言われていたことと同じことを子供達に言っている私。
折角子供を野放しに出来る庭があるのだから、外で遊ばせないと勿体ない。

半ばふてくされながら庭に出るチビ太。

窓から様子を伺っていると、何やら畑の周りの土を掘り始めた。

ー1時間後。ー

まだ掘っている。

私の視線に気付いたチビ太が、手の中に集めた宝物を嬉しそうに見せてくれた。

「ママ〜!! ミミズみつけた!!」(チビ太)

「おぉ〜!沢山集めて、畑の中にでも入れておいてちょうだい」(私)


おやつを食べて一服した後、再び

「行ってくる!!」

と家を飛び出したチビ太。

結局、前半後半合わせておよそ2時間、ひたすら庭の土を掘り起こし、すっかり満足げな様子。

自分が幼い頃、田んぼの用水路に何時間も居座って夢中で沢ガニ捕りをしていたことをふと思い出した。

チビ太もあの時の私と同じ喜びを自分で見つけ出してくれたのかと思うと、なんだか無性に嬉しい。

「スコップでひたすら土を掘る」なんて、一見意味のない行動のようだけれど、こんな単純作業でも案外「しぶとさ」が養われるような気がする。

あと私としては内心、小作人を一人見付けた気分で
「この子は使える!子供用の鍬などはないものか」
などと企んでいるところ。

如何にして子供の有り余ったエネルギーを有効利用するかー。
これが今後の私の課題(笑)

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