2009年6月19日金曜日

悩める博士クン。

先日、アメリカ在住の独身日本人男性がうちに遊びに来てくれた。
アメリカの某名門大学の工学部で博士号を取得した彼に、私は自分の中で勝手に「博士クン」というあだ名を付けさせて貰っている。
ご本人に向かってそう呼んだことはまだ一度もないのだけれど。。。

メニューを考える際、

アメリカ在住の独身日本人男性は、きっと家庭料理に飢えていることだろうから和食でキマリだろう。
いや、待てよ。。。
博士クンは意外と実験感覚で料理とか自分で出来ちゃったりして。。。

などと考えながらも、結局和食に決定。
献立は、チキンの南蛮揚げタルタルソース、茄子とししとうの揚げ浸し、う巻き、味噌汁、ご飯。

それとな〜く、
「こちらで一人暮らしだと、食事とか大変じゃありませんか?」
と訊いてみると、

「日本から料理本を買って来て最近自炊を始めたんですが、これが実験感覚で凄く楽しいんです!」

と、期待通りの答えを返してくれた。

「大学ではどんな勉強をされたんですか?」
と訊くと、原子やらなんやら私には訳ワカメの説明が始まり、ノーベル賞を受賞された小柴博士の論文なんかもフツーに読まれるそうなのだが、とにかく「スゴイ人」だということはよく解った。

真面目で礼儀正しく、超秀才であるにも関わらずとっても謙虚な彼。
今時こんな男性は珍しいと思うのだけれど、運命の女性になかなか巡り遭えない様子で、私達の恋愛アドバイスに真剣になって耳を傾けてくれる。

彼には絶対に幸せになって欲しい。
いや、いつか絶対になれる筈だ。

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