2010年6月15日火曜日

幻のZONA

学生の頃、神戸の旧居留地にあったZONAというインテリアショップが大好きでした。
NYに本店を構えるLouis Sagerがプロデュースしたお店で、確か東京にもお店があった筈です。

一歩足を踏み入れると、そこは異国の香り漂う、ぬくもりある空間。
味わい深い飴色の家具、大きな蔓籠、本物と見間違えそうな果物や野菜のオブジェ、洗練されたデザインの食器、シナモンの香り。。。
店を訪れる度に、まるでアメリカの片田舎の邸宅に招かれたような気持ちになったものです。

ただ、そこに置かれている商品の殆どは、当時まだ大学生になりたてだった私に手の届く筈のないお値段。
「将来は絶対、こんなインテリアの部屋に住む!」
そんな強い憧れを抱いていました。

あんなに素敵だったのに、いつの間にか姿を消してしまったZONA。
今となっては幻となってしまいましたが、この本と出逢い、ZONAとの再会を果たすことが出来ました。

もう14年も前のインテリア本だけれど、今見てもやっぱりイイ。。。
更に憧れが増しているところなのですが、今ふと周りを見回すと、いつの間にかZONAテイストな雑貨に囲まれている状態。
それ程ZONAスタイルは私の中に強烈に焼き付いていたのだということに、この本を見て気付きました。

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