去年に行きそびれたイタリアンファミリーサーカス Zoppé が今年も街にやって来た!
と気付いたのが、先週のこと。
最終公演に滑り込みセーフです。
創業1842年。
親子6代続く老舗サーカスは、小規模ですが、昔ながらのアットホームな雰囲気です。
去年この街での公演中に誕生し、丁度1歳になったジョバンニ君が、ファミリーの一員として舞台に登場。
笑顔で観客に手を振り、立派にパフォーマンスをこなしていたのには驚きました。
普通の1歳児なら、大勢の観客の前で緊張してグズったりしてしまいそうなものですが、既にパフォーマーの血がしっかりと受け継がれているのでしょう。
ユーモアたっぷりのクラウン(兼団長?)の「ニノ」。
最初はドジなキャラクターを演じていたニノですが、実は空中ブランコから馬乗り、ジャグリングまでこなしてしまう、スーパーパフォーマーなのです。
小さい頃の私の夢「ブランコ立ち漕ぎで一回転」を叶えてくれた時は、もう嬉しく嬉しくて。。。
だってわたくし、幼稚園の時にブランコから吹っ飛んで鉄柵に顔面から激突して以来、怖くて挑戦出来なくなったんですもの。
(この時の悪夢はまだ鮮明に覚えています。歯茎からダラダラ血を流しながら歯医者に直行。まだ乳歯だったのが不幸中の幸いでした)
昔話はさて置き。
このサーカスの凄いところは、宙づりパフォーマンスや綱渡りで、ネットも命綱も使わないところ。
一応高さなどは考慮されていますが、演じる側の緊張感がダイレクトに伝わって来て、見る側もドキドキハラハラしてしまいます。
そのような中で、人間臭さが垣間見られる出来事も。
こちらの馬&ロバ使いのお姉様。
馬の背中に乗って縄跳びをしたりジャンプしたり、馬と一体にならねば成し得ない技を次から次へと披露してくださるのですが。
今日は調子がイマイチなのか、少しミスをされ、最後に若干泣きっ面になられておられたのです。
泣きを悟られまいと必死で笑顔を作ろうとする姿を見ていると、
うんうん、分かる分かる。
悔しいよね〜。
一生懸命やってても、思い通りにならないことってあるよね。
ましてや、組む相手が人間じゃなくて、動物だもの。
無理もないよ。。。
などと同情の念がこみ上げてきて、彼女の表情から目が離せなくなってしまいました。
一生懸命に何かに取り組む人の姿は、どのような形であろうと人に感動を与えるものです。
私も、生温いこと言ってられへんわ。
明日から私も頑張ろう!
人気ブログランキングへ