2008年8月8日金曜日
気の合うライバル出現。
これまでにもエステートセールで何度か購入したことのある輸出向け九谷金花詰。
こちらはこれ迄出逢った中で一番良い仕事の一品です。
何と言っても芸が細かい。
そして仕事が丁寧で美しい…。
中にもさりげなく絵付けが施されています。
お正月など、お祝い事の席で活躍してくれそうです。
この日訪れたエステートセールは、入場制限される程の盛況ぶり。
リストに自分の名前を書き扉の前で待っていると、ふと見覚えのある顔を発見。
以前、ルマージュセールで会ったsatsimaコレクターのおじさんだ!!
眼光鋭く貫禄のある、一見強面のおじさんだけれど、面白い話が聞けるかもしれない。
ちょっと話しかけてみよう。。。
と挨拶してみると、強ばり気味のおじさんの表情が一転。
優しい表情で
「やあ!ルマージュセールの時の君だね。覚えてるよ!」
とおじさん。
軽く握手を交わし、お互いが最近手に入れた物や世間話に花を咲かせました。
「日本のものは絵付けが繊細で美しいから好きだ。
特に僕はsatsuma(薩摩焼)が好きなんだ。」
とおじさん。
「それならば、日本語放送で放送中の篤姫を見るべきですよ!
薩摩藩から将軍家に嫁いだ姫の話で、日本の歴史も分かるし面白いですよ!」
などと二人で盛り上がりつつ、扉が開いて私達は中へ。
ここで私達は分かれて物色を始め、見付けたのが上の器。
そして数分後。
庭で再び彼と出くわしお互いの手元を見てビックリ。
彼もこれと全く同じ柄の小さな壺を持っているではありませんか!
もう二人で大爆笑。
なんだかこのおじさんとはまたどこかでバッタリ出くわしそうな予感がします。