2007年3月25日日曜日

愛用キッチンツール


よく使用するキッチンツールは白い陶器の入れ物にまとめて放り込んでいます。

真ん中にある年季の入った木べらは亡くなった母が使っていたもの。
角がすり減って丸みを帯び、手に馴染んでとても使い易いです。

生前は母愛用の調理器具の魅力を散々聞かされたものです。
そういえば、母が入院中、私達の面倒を看に来ていた祖父が母が大切にしていた鉄のフライパンを「真っ黒だから捨てる」と言い出した時、夜中にこっそり台所から取り出して自分の部屋に隠し持っていたこともあったっけ・・・。

小さな頃から母と一緒によくお菓子作りをしていましたが、料理の基本を母から本格的に教わり始めたのは小学校高学年から中学にかけて。
丁度母が入退院を繰り返していたこの時期、万が一の時のことを考えてのことでしょうか・・・
煮魚や煮物、酢の物など、和食を中心に一通り教わりました。

母はその後間もなく亡くなりましたが、まだ子供だった私達が生きていく為に最も必要なことが「食べる」ことであり、最期に自分が我が子に教えるべきことが料理だと考えた上での「少し早い花嫁修業」だったのかもしれません。

2007年3月18日日曜日

easterのディスプレイ

もうすぐイースターなので、カフェテーブルにイースターのディスプレイを施してみました。
以前にも何度かご紹介しているグラスジャーの中に松の落ち葉で巣を作り、これも以前に一度登場したブロンズの小鳥と卵を入れただけ。

題して「巣ごもり卵と親鳥」。

2007年3月7日水曜日

義母の椅子 新作発表!

以前から何度かご紹介している義母のupholstery。
こちらは新作で、義妹の椅子です。

アニマル柄に黒のベルベットのくるみボタンとパイピングでシックにまとめられています。
このアニマル柄、教室の他の生徒さんからもかなり評判が良かったそう。
私も完成した作品を見るなり「カワイイ!カワイイ!」と一人で興奮していました。

実はこの椅子、座面部分を解体したところ中からホースヘア(馬の尻尾)とコットンが出てきたとのこと。
詰め物にホースヘアを使っている椅子は古いものである証拠。
持ちもよく、100年以上は持つと言われているそうです。
今回は元々入っていた詰め物を活かして生地を張り替えたそです。
座ってみたところ、「くくーーっ」と独特の音が鳴り、座り心地も最高。
普通の椅子の座面と比べて張りがあるような気がしました。

今後はこの椅子に合わせた部屋のコーディネートを考えるそう。

「この椅子なら思い切って部屋の壁かカーテンをフューシャピンクやタンジェリンにして、義妹の大好きなパリのアパルトマン風の部屋にしたら可愛いだろうな〜」などと私まで勝手な妄想を膨らませています。

2007年3月4日日曜日

海からの贈り物

以前、サンタクルーズのとある雑貨店で見付けた貝殻のプリント画。
いつか夫の書斎を作るとしたらテーマを「海」にしようと勝手に決めている私は迷わず購入。
白でペイントした流木の額縁(まだ見付かっていますんが・・・。いざとなったら自分で作っちゃう!?)に入れて飾る予定です。


さて、こちらは今日海から戻った夫(漁師じゃありませんよ)がお土産に持ち帰った貝殻。
よく見ると絵の中にあるものと同じものではありませんか!

調べてみたところ、これはスカシカシパンというウニの仲間の殻のようです。
表面には何とも不思議な楓模様が刻まれ、中は空洞になっています。
巻貝の渦などもそうですが、自然の生み出した貝殻の造形ってどこか謎めいていて神秘的。

これも、未来の「海の部屋」のオブジェに仲間入りです。